マスクの陰でニヤニヤする

免疫力が話題になる昨今ですが、１５年くらい前に免疫力について研究したお医者さんがいました。

当時、日本医科大学教授の吉野槇一さんという方です。

吉野教授は、リウマチ患者さんの治療に当たっていて、笑うと免疫力が上がるのではないかと実証実験したことを「笑いと免疫力」という本に書いておられます。

落語を聞いて、数値がどのように変化するか、健康な人とどう違うのかを実験したそうです。

落語家さんは、林家木久蔵さん、今の木久扇さんだそうで、落語を聞く前と後では検査結果も歴然としていて、ストレスホルモンや炎症を悪化させる物質の値も下がったと書いてあります。

免疫力を上げるのに「笑い」は大いに効果あり、ということでした。

落語などの面白い話を聞いて自然に心から笑うのが一番ですが、自分で意識して口角を上げて、「へへへへ…」と笑うのもそれなりに効果があるようですよ。

今まさにマスクしているのが当たり前の世の中、マスクの陰で口角を上げてニヤニヤするのもいいのではないかと思っています。