生きたいという意思表示

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生きたいという意思表示

2026/07/01

無意識上での意思表示

介護施設の終末期医療に携わる方からお話をうかがったことがあります。

 

汚い話になりますが、どうぞお許しください。

タンの吸引をする時には、のどの奥に吸引器の細い管を差し込みます。患者さんにはとても苦しい辛い事でしょう、オエッとのどが異物に反応し、せき込んだりします。

 

辛い苦しい治療の話を聴いていて、この「オエッ」となるのは生きているからなんだとふと気づきました。

 

患者さんは、まだ生きたい、まだ死にたくないと無意識に表現しているんだと気が付いたんです。

 

私の父も肺ガンを患い病院でタンの吸引をしてもらっているのを、私もそばで見てました。死ぬ2~3日前だったと思います。

 

父の肺ガンが発見されたとき、もうかなりがん細胞が大きかったし高齢でしたから、手術はしないでおこうということになり、死ぬのは仕方ない、しょうがないという気持ちが私達家族にあったかもしれないと思いました。

 

父は死ぬまで意識がはっきりしていましたから、もっと生きたかっただろうもっともっと長生きしたかったのだろうなと、亡くなってずいぶん経ってからですが、今頃になってもう少し父の気持ちを思いやっていればよかったなと、後悔や懐かしさを感じています。