相手への感謝の気持ちを言葉に
2022/06/27
お互いに笑顔で
とある病院の窓口で。
私の前には夫婦と思しき二人が窓口の方と何か話している様子。
どうやら提出書類についての話のようですが、女性の方がいきなり
「あんたはアホやなあ、早ようそれを出さなあかんやろ、アホやなああんたは、あんたはアホや」
と「アホ」を連呼し始めました。
長くなりそうなので違う窓口で用事を終えて外に出ると、またあのカップルに出会いました。
妻と思しき女性は、まだ言っていました。
「アホやなあ、あんたは。アレはいつも出さなあかんやろ、あんたはアホや、アホやあんたは」
関西弁で「アホやなあ」は、親密さや愛情を表すこともあると思いますが、こうも連呼されると、言われた側は面白くないよなあ。
駐車場へ向かう道すがら、ふと近所の高齢の女性のことを思い出しました。
その女性が今は亡きご主人の思い出を語ってくれたことがありました。
「うちのおじいさんは、私によくお前は最高やなあ、最高やぞと言ってくれたよ」というので
「凄いなあ、ええおじいさんやなあ。おばさんはなんて答えたん?」と聞くと、
「おじいさんは最高やに、最高さ、って私も言うてたんさ」
この二組の夫婦の違いはものすごく大きいですよね。
配偶者を褒めるのは、思っていてもなかなか口にはできませんよ。
その女性は90歳を超えているので、それぐらい高齢になると言えるのかもしれませんが。
「最高」とまで言えなくても、お互いにいつも笑顔を見せたいものです。
そして、これからは相手への尊敬の気持ちを言葉で伝えようと思いました。