「疼(うず)くひと」のヒロインが羨ましい!
2021/08/16
「疼(うず)くひと」を読んで
新聞の書評で「疼(うず)くひと」についての記事を見て買ってみました。
SNSで知り合った男性とホテルへ……などとセンセーショナルな書き方で紹介してありましたが、大部分はヒロイン燿子(ようこ)の人生を細かく綴っています。
団塊の世代として生まれ、OL時代に夫と出会い結婚。娘が生まれたが、やがて離婚。
娘を育てながらドラマの脚本家として仕事をしてきた。そして今、娘は嫁ぎ、一人になって男性とSNSで出会った。
これはもう立派なラブストーリーだと思います。
ステキなラブストーリーです。
ヒロイン燿子が羨ましい!
小説のヒロインとはいえ、同年代でこんな素敵な恋愛ができるなんて羨ましいです。
本の帯封には「女のままでいたい。たとえどんなに孤独でも」とあります。
この言葉は、私には心に沁みました。
生きていく勇気をもらったような気がします。
今まで生きてきたように、これからも生きていけばいいんだと元気をもらいました。