時代が違えば価値観も変わる
2020/02/10
お雛様の侍は下の段
今年もお雛様を飾りました。毎年のことながら、きれいで荘厳さがあって、七段飾りのお雛様に圧倒されます。家の狭い座敷にデンと場を占めて、華やかさを演出してくれます。
飾っていて気付いたのですが、右大臣や左大臣の侍たちは、五人囃子より下の段でした。下僕たちのすぐ上。平安時代には武士たちは位が下だったんだ。そういえば侍(さむらい)の字は「はべる」という字ですもんね。平安時代は、しもの方で侍っていたんでしょうか。
侍が力を発揮し、強さの象徴となるのはずいぶん後になってからだと歴史の時間に習ったことを思い出しました。
私たちはいつの間にか侍が一番強いというか、偉いと思っていたような気がするのですが、時代が違えば身分に対する考えや価値観も違うのではないかしら。勝手な思い込みということもありそうだし。