コロナ禍のちょっとステキな話

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コロナ禍のちょっとステキな話

2021/04/18

恋人気分で

知人の御主人が足を骨折して入院されたときのことです。

そこの奥様が、病院に洗濯物や消耗品を届けたりと毎日通われたのですが、コロナ禍でなかなか面会できなかった。

ある日も、面会できなくて帰ろうとしたとき、ふと目に入ったのはご主人が歩いている姿。

リハビリのための散歩だったようで、それからは毎日のリハビリの時間に示し合わせて、病院内を二人で歩いたそうです。

まるで恋人同士デートしてるみたいね、と言ったら嬉しそうに笑ってらっしゃいました。

短い間の恋人気分。ロマンチックで切なくていいなあ、ステキだなあと思いました。

コロナ禍で、お互い感染の恐れもあったかもしれませんけどね。

 

こんなオチもついてました。

入院中は恋人気分だったのですが、退院したら古女房と古亭主に戻ってしまったのだとか。