「心の傷 娘にぶつける葛藤」を読んで

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「心の傷 娘にぶつける葛藤」を読んで

2020/07/17

新聞のコラムに思う

先日の読売新聞の「心の傷 娘にぶつける葛藤」というコラムを読みました。

コラムは「自分のコンプレックスから娘に苦労させたくなる」というタイトルでのトピを紹介していて、小学生の頃から苦労して成長したので、「娘にはお金に不自由させたくない」と思う反面、「自分のように苦労した方がいい」と思ってしまうというのです。「苦労させたくないという気持ちと苦労しろという気持ちでぐちゃぐちゃしていて、毒親になってしまいそうです」と書いてあったとか。

 

これを読んで、あるお客様の話を思い出しました。

その方は、子供が小さかった頃を思い出して、子供が可愛くて幸せに豊かに育ってほしいと思っているのに、子供に意地悪してしまいたくなったことが何度もあるとおっしゃっていました。子供がぬいぐるみやおもちゃで楽しそうに遊んでいると、取り上げて意地悪したくなったこともあると。

今ごろになってあれはどういうことだったのかと思い出すともおっしゃっていました。

 

コラムには「自分が子供だった時に負った傷を子供にぶつけてしまいそうになる時、それは自分を癒す必要がある時」とあります。親なら誰でも大なり小なり思い当たる節があるお話です、と最後に書いてありました。

「心の傷が癒えていないから、娘さんにその傷を見せてしまうのでしょう」というフレーズは深いなあと思いました。