皆さん、頑張りましょうね!
2020/09/30
頑張ればいいことあるかも
以前に「稲荷神社のキツネさん」の本から「才能は頑張らなくてもできること」と引用しました。
「才能」については正にその通りだと思いますが、では「頑張る」とはどういうことなのかと考えていて、ふと自分の昔のことを思い出しました。
私が高校生の頃、母が和文タイプの資格を取らせてくれました。まだ今のようなパソコンやワープロなどない時代で、裁判所の裁判記録なども和文タイプで打って残していたようです。高校卒業後、タイピスト学校の先生の紹介で、小さな会社に就職しました。タイピスト学校の和文タイプライターは活字の表面に黒いインクが塗ってあって目に優しいのですが、会社の私のタイプライターは新しく用意してくれたのでしょう、文字がピカピカ光って見えにくくて仕方がなかったです。文句を言う訳にもいかず、家で母にグチったことを覚えています。母がどう言って慰めてくれたのかは忘れましたが、その会社は半年ほどで倒産してしまいました。ビックリしましたが、その会社にいたころの人脈で、ある大きな組織の職員として就職し、30年以上勤めました。
私の経験からすると、和文タイプの資格は才能だったかもしれませんが、見えにくくて大変だったけど頑張ったから、何とか仕事を覚えることが出来た。半年の間で覚えたことはそれからの私の人生を支えてくれました。
才能は頑張らなくてもできることですから難しいことではないでしょうが、それを仕事としてやっていくにはそこに至るプロセスとか、そこからどう広げてゆくかを自分で模索する必要があるのではないかと思います。それが「頑張る」ということなんじゃないかなあと思っています。
皆さん、頑張ってください。私もまだまだ頑張りますね。